農業収入ゼロの百姓が気ままに綴る日々
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柿の木の思い出 2018/01/09

朝から雪。でも積雪はない。

昨年の今頃は山仕事に専念していた。いま、昨年山に積み上げた薪を家の周りにどうやって保管するか悩んでいる。なにしろ45年分はあるから、屋根も柱も本格的に作っておかねばならない。

ホームセンターで鋼管を買ってきてクランプでつないで屋根をかければ雨、風の心配はないだろう。少し大げさだが、せっかく作った薪なのだから、そうするのが一番かもしれない。

            **********

わが家の入口、道路を隔てた向かいに柿の老木が2本ある。子供のころから大きな幹だった。樹齢は100年を超えているだろう。

その柿の木、年によって違うのだが、赤い実がついたまま越年する年と師走までに裸になる年とある。今年は年を越した。ところが8日に見上げると、100個あまり残っていた熟柿がきれいになくなっていた。

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カラス、ヒヨドリ、ツグミが入れ代わり立ち代わりやってきて食べつくしたに違いない。地上に落ちた柿はタヌキが夜な夜な現われて、きれいに掃除してくれる。

そういえば昔、「献上柿」と呼ばれる実に大きな柿の木が集落に2本だけあった。広島のお殿様に干し柿を献上する特別な木だったらしい。それもいつの間にかなくなった。

年寄りに聞くと、「大人が小さなボールを打って穴に入れる遊びに使う道具にすると言うて、買いに来た」と言っていた。1950年代終わりごろのことだという。僕はゴルフをやらないが、ティーショットで使う耳かきの親玉のようなクラブにパーシモン(柿)と呼ぶのがあった。あれに使用したのだろう。

柿の老木を切ると材が真っ黒になった部分がある。あれでお茶道具の棗をつくったり床の間の銘木にしたりした。40年前、家を建て替えた時、廊下の板がすべてこの黒柿だった。解体屋さんが丁寧にはがして持って帰った。確かに黒光りしていた。

もう一つ思い出した。かつて山際の田んぼのそばに「こま柿」と呼ぶちっちゃな丸柿がなる木があった。これは食べる柿ではなく柿渋を採取する木だった。まだ青い実をもいで臼で搗いて樽の中で発酵させ、天井や柱に塗って材を保護するために使ったと聞く。

どんな字を充てるのか知らないが、「いっかんばり」という、古い竹の籠や笊(ざる)に和紙を重ね貼りし、それに柿渋を塗った褐色の容器があった。柿渋を塗ると水をはじくから、使い古した籠、笊を再利用したのだろう。でももう我が家にはない。

大竹出身の石本美由起作詞の「柿の木坂の家」という歌。「春には柿の花が咲き、秋には赤い実が熟れる」で始まる。柿の薄黄色の花が落ちる季節になるとメロディが浮かび、ひとり口ずさむ。


by shimazuku | 2018-01-09 15:57 | Trackback | Comments(0)
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