農業収入ゼロの百姓が気ままに綴る日々
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読書ノート18「永遠の0(ゼロ)」 2013/12/26

 「永遠の0」(百田尚樹著・講談社文庫・2006年刊・876円+税)

 「お前はヘソ曲りやなあ」と言われたのは、もう50年以上前のことだ。当時大ヒットしていた映画「ウエストサイド・ストーリー」がサークル仲間の話題になり、「みんなが行くならおれは絶対見に行かん」と口にした時だ。ビートルズがヒットしたころ、やはり「おれは聴かない」と言い、実際に聴かなかった。

 「ロミオとジュリエット」を現代に置き換えたジョージ・チャキリス、ナタリー・ウッドのミュージカルをずっと後になって見て「あのころ見ておけばよかった」と後悔した。何を隠そう、ビートルズの「イエスタデイ」は今も好きな曲の一つだ。

 自分の性癖はベストセラー本でも同じだった。人が何と言おうと書店でベストセラーを手にすることはなかった。なのに最近は時折、平積みされた『海賊と呼ばれた男』のような話題の本のページをめくっても自分自身、まったく抵抗感がなくなった。へそ曲がりを卒業したのかなと思う。

 そんな自分の中の変化に気づきつつ『海賊と呼ばれた男』の作者・百田尚樹の『永遠の0』を、文字どおり一気に読んだ。600ページ近くもある分厚い文庫だから、4、5日はかかると思っていたのに、後半は老眼鏡をd0165740_12304119.jpgはずして涙をぬぐいながら1日半で読んだ。

 「臆病者」と言われながら、妻と生後間もない娘のために「俺は絶対に死なない」と心に決めたゼロ戦の名パイロット・宮部久蔵。しかし彼は長崎原爆から8月15日までの間に特攻に出撃した。出撃直前、宮部は若いパイロットに頼んで搭乗機を替えてもらい、搭乗予定だったゼロ戦の操縦席に「家族をよろしく」とのメモを残した。若いパイロットは喜界ヶ島に不時着して生還し、宮部はそのまま還らなかった。

 僕の父は海軍航空隊にいて1946年5月、東南アジアから復員した。パイロットを目指しながら結局なれず、整備兵として、この本にも登場する基地を転々としたと聞いた。でも、詳しいことは何も語ってくれなかった。読みながら、話してくれなかった訳が分かったような気がした。

 それにしても、百田尚樹は放送作家としてテレビ朝日の「探偵ナイトスクープ」のシナリオを書いていたらしいが、こういう作品を書けるとは驚きである。僕もそろそろ「へそ曲がり」を返上するときがきたようだ。
by shimazuku | 2013-12-26 12:32 | 雨読ノート | Trackback | Comments(0)
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