農業収入ゼロの百姓が気ままに綴る日々
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読書ノート9 2013/06/06

 1冊の新書を1ヵ月以上かかってようやく読み終えた。「新書なんて2-3日で読むものさ」と若い人に偉そうなことを言っていた自分を反省している。

 『出雲と大和』(村井康彦著・岩波新書・2013/01/13刊)
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 昨年は「古事記」編纂1300年、そして先月、出雲大社では本殿の改修が終わって、遷座祭が営まれたばかり。そもそも「古事記」「日本書紀」は敬遠してきた。「出雲国風土記」さえ、あまり近づきたくない本だった。あえて神話の世界をのぞいてみようと思ったのは、やはり遷座祭に導かれたということだろう。

 僕は歴史学とはあまり縁がないところで生きてきたから、村井さんの本を手にしたことはない。しかし、この本を読み始めて「出雲」「邪馬台国」「大和朝廷」をめぐる謎が、村井さんの想像力で一つずつ解きほぐされてゆくのに引き込まれた。それでも「記紀」に登場する神様の名前を読むだけでうんざりしたのは事実である。

 出雲大社以前の出雲の拠点は「仏経山」を中心とする雲南市北部から出雲市斐川町にかけての地域だったのではないか。この村井さんの推論は裏付けをする価値がありそうだ。なぜなら、荒神谷遺跡、加茂岩倉遺跡から出土した銅剣、銅矛、銅鐸が、なぜあんなところからという疑問に答えてくれた人はいなかったからだ。この本を読んで、そうか、そうかもしれないなあと分かったような気分になった。

 「記紀」と「魏志倭人伝」を読み解き、出雲系の神社や四隅突出型墳墓を訪ね歩き、これまでの古代史の通説に疑義を呈し、出雲と邪馬台国、大和朝廷との関係を書きなおそうとした村井さんのこだわりのない姿勢に共感した。

 ロシア文学に登場する人物の名前を理解するのとは違った、出雲の神々のややこしい名前にお付き合いしてみようかなと思い始めている。
by shimazuku | 2013-06-06 10:33 | 雨読ノート | Trackback | Comments(0)
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