農業収入ゼロの百姓が気ままに綴る日々
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読書ノート7 2013/01/27

 『イギリス帝国の歴史』(秋田 茂著・中公新書・2012年6月刊・880円+税)
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 日本の行く末を思うとき、イギリスがたどった足跡を振り返りたくなる。日本が近代化に踏み出す140年あまり前、、世界中にユニオンジャックを翻した国。政治、産業など幅広い分野で日本がお手本にした国。夏目漱石が留学した国・・・。

 もう40年近く前、「ああ、日本はイギリスの100年ほど前と似ているじゃないか」と妙に得心したことがある。あれは確か保険金殺人が多発したころ、川北稔の『路地裏の大英帝国』を読んだ時の印象だ。19世紀末のイギリスで保険制度が普及して、ロンドンのイーストエンドで忌まわしい保険金殺人が増えたと書いてあった。

 日文研にいた川勝平太・現静岡県知事がイギリスの繊維産業とインドの関係を論じた本もおもしろかった。さらに鉄鋼、蒸気機関、造船、織物で世界をリードした時代と戦後日本の造船、繊維、自動車、家電の興亡も、僕の頭の中で重なっていた。

 だから、折に触れてイギリスの産業革命以後をたどるのが好きだった。秋田さんのこの本は副題に「アジアから考える」とあって、いつもの癖で何気なく買った。

 植民地政策、奴隷貿易、東インド会社、三角貿易などなどイギリスにまつわる正と負の歴史を漠然と理解していたつもりだが、やはり研究者の視点は素人とは違う。世界に君臨したイギリスは、英語圏の広がりはもちろんのこと、その影響力は絶大である。

 インド、シンガポール、香港の現在は大英帝国時代を抜きには語れない。ダージリンの紅茶も、イギリスのプラントハンターが中国から移植して今日がある。華僑や印僑たちの国境を越えた活動もまたイギリスの置き土産だという。

 読みながら、では過去の一時期「ジャパン アズ ナンバーワン」とおだてられた日本は、同じ島国でありながら、世界にどんな足跡を刻んできたのか、これからどこへ向かうのだろうかと考え込んだ。かの国に比べてなんと底の浅いことか。
(週一回ていど更新します)
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by shimazuku | 2013-01-27 13:34 | 雨読ノート | Trackback | Comments(0)
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