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農業収入ゼロの百姓が気ままに綴る日々
by shimazuku
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和牛牧場

2010/06/11(金)
 朝8時に家を出て北へ向かう。慣れた道、渋滞など全く無縁。
 広島県北ではきわめて珍しい「お東さん」の寺を訪ねる。旧芸北町だけになぜか6か寺ある。素人の目には東も西も大して違いはない。旧知の住職と昼まで話し込んだ。「平成の宗教改革」だの「お寺の敷居を低くする」だの、お寺の在り方をめぐって、お互いが言いたいことを言い合った。
 昼過ぎ、でっかい役場支所の奥にあるでっかい公民館で写真展を見た。昨夜は写真グループが午前1時ごろまで語り合ったらしい。作品はどれも、小生など足元にも及ばない出来栄えで、芸北ならではの景観に心豊かになった。4つの町が合併して、広島県一の面積になった北広島町が、それぞれの地域の持ち味というか文化をどれだけ残せるか、いささか気がかりではある。とくに芸北・八幡が中国山地のありふれた高原になったら、つまらないだろうなあ。これ、八幡の住民になり代わって書いておく。
 車で走っていて、どうしてもハンドルがそちらへ向いてしまうのが深入山の北にある小板である。この春からもう4度目になる和牛牧場。もう25年前、初対面でとうとう泊めてもらったのがこの牧場である。その時、ビーフではなくポークをごちそうになった。そういうユーモアについ引き込まれて、用事もないのに立ち寄る。
 ただ、口蹄疫騒ぎ以後は、入り方が変わった。石灰の帯を丁寧に踏んで、キャラバンシューズを片足ずつ消毒液に浸して、恐る恐る進む。ちょうど3人のお孫さんが幼稚園から帰る時間。といっても、幼稚園はおよそ20キロ離れたところにある。むろんバスで通う。すぐ近くに廃校になった小学校がある。新聞社の知人が「古本屋」にうってつけだと言った木造の廃校。いまはなぜか農業会社の看板がかかっていて校舎の中には入れない。
 さてその牧場主、元気そのもの。自ら「変わり者」と名乗るが、ここに至るまでの道のりは、とても最近はやりの新書1冊では収まりきれないくらい波乱万丈。あうたびにこちらが励まされる。実に刺激的というか過激で、話を聞くだけで元気になる。ただし、だれもが元気になれるとは限らない。なぜなら訪ねたひとすべてに愛想がよいとはかぎらないから。きょうは10分ほどで失礼した。
 あすは島根の安蔵寺山に登る。山登りは本当に久しぶり。子供のような気分。



 こんなブログ書いてていいのかなあ。
by shimazuku | 2010-06-11 23:01 | 中国山地 | Trackback | Comments(0)