吾亦紅のおしっこ 2013/07/08
4月のテレビ番組「足元の小宇宙」で埴沙萠さんを知り、1ヵ月余りのちに著書『植物記』を手に入れ、今月6日にテレビ番組で再び彼の素顔に触れ、いま僕は埴さんの世界を漂っている。
埴さんが苦労して撮影した吾亦紅(ワレモコウ)の葉先の露、いや埴さんの観察では「おしっこ」を僕も撮影してみた。きのうの雨摘が残っていて、とても埴さんのようにうまくはゆかないが、一応、おしっこらしきものが撮れた。球形の水滴は葉先の孔から出るのだそうだ。
葉っぱが排出する水滴。だからおしっこ。ナメクジを「ホームレス・エスカルゴ」と呼ぶのに似て、周到な観察を踏まえた埴さん独特の表現である。
『植物記』を手にして以来、毎日ホームページを開くのが楽しみになった。埴さんがリンクを張っている写真家たちも相当に変わった人たちだが、どう見ても埴さんが第一人者だ。82歳、幼子のような純真無垢な心に触れて、僕も少しは若返ったかな?
by shimazuku
| 2013-07-08 16:45
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